2008年9月12日

100冊、10000人


 大学に入ってから3年目が終わるまで、ひたすら本を読んでいた。特に夏場は暑いので、引きこもって朝から晩まで読んでいることも多かった。僕は気に入った著者の著作は片っ端から読む癖がある。そんな時期は自分の文体にまで影響が出て、僕が書く文章のスタイルはコロコロ変わっていた(いちばんひどい時は完全に村上春樹調だった)。

 そうした日々を経て、大学3年を終える頃には自分なりの「思考の核」ができた。それからは「読書よりも行動」と決めて、「思考の核」を実践によって磨き続けてきた。その結果たどりついたMEGA PEACEという舞台の後、今年からビジネスという新しいステージに入り、それまでとは違う読書を必要とする時期になった。

 ビジネスの世界に足を踏み入れてから、以前にもまして「役に立つか、立たないか」という視点で読むようになった。「趣味の読書」から「学ぶための読書」へと変わった結果、読書スピードがぐっと上がり、吸収率も増した。その中核にあったのは、「午前8時の積ん読」という読書メモを記録していくblog。

 5月16日から1日1冊、余裕をもって年間300冊を目標に読み続けてきて、約4ヶ月、120日で100冊を読み終えた。同時に、訪問者数も10000を超えた(滅多に更新しないブログによくこれだけ人が来るなと思う。ありがとうございます)。しばらく専門書が増えそうなのでペースは落ちる(出費は増える…)だろうけれど、読書スピードを上げることで年間300冊ペースは維持していきたい。

 小さなことをひとつひとつを積み重ねて、ふと振り返ってみると、意外なほど大きく積み上がっていた。読んできた100冊の一覧を眺めていて嬉しくなった。進みたい方向へ、少しずつだが進めている実感がある。次の100冊を読み終わる頃には、どんな自分になっているか、楽しみだ。


 【フォト】 最近、固有の素敵なストーリーと志とを持つ人に会う機会が多い。写真は早稲田リンクス元代表の友廣くんが主催したSocial Designer's Communityの第一回集まり@Cafe MOEU。この日の参加者は起業家、MBA学生、NGO代表等々…。汗をかいて社会を変えている人たちと話すのは楽しい。

1 Comment:

匿名 さんのコメント...

読書量は負けても

筋肉量は負けませんよ!

僕も自分の100冊目を読んだ自分を楽しみにこつこつがんばります。