
電車の代わりに、猫バスがあればいい。トトロに出てきた、目的地を適当に変え、猛スピードで走り、どんな場所にも連れてってくれそうな、あの生きているバスだ。ふかふかしたシートに仲間達と腰掛け、酒盛りでもしているうちに目的地につけたら最高だと思う。
ただし、残念なことに、そんなバスはおとぎ話の中にしか存在しない。
でも、僕らは二本の足を持っている。人類最大の発明の一つの自転車もあるし、そして現代には自動車や飛行機だってある。すぐには乗りこなせないかもしれないが、すこし練習したり、訓練したりすれば、自分で目的地へたどりつくための大きな力になってくれる。
もちろんこれは比喩だ。その意味は僕らには自分で考える力があり、自転車から飛行機に至るまで、自分の進みたい道を加速させてくれる道具も揃っている。蒸気機関が広まった頃のように、今はウェブによって自分のスピードを加速させることができる。
僕はこの年のはじめから自転車にのったようなスピード感があるが、最近は車に乗り換えられそうな気がしている。自分でもこのスピード感に驚くし、正直なところ、ちょっと自分自身の能力が追いついていけなくて戸惑っているくらい。ま、現実には普通免許すらもっていないのに、と後輩に笑われそうではあるけれど。笑
レールがない時代においては、自分で自分の行く先を考えながら進んでいくのがいい。それが危険な道を選ぶことが実は安全だということであり、戦略的に生きるということだ。おとぎ話みたいな愉快な生き方があればいいが、実際にはそんな毎日だったら飽きてしまうと思う。だから、僕は今の生き方が結構気に入っている。
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