2008年10月23日

MEGA PEACEと「つながり」 (3/4)


 僕は、MEGA PEACE vol.1で出会って、生涯つきあっていける人間は、だいたい20人くらいかなと思っている。僕が代表として大学生活で培ったすべてを注ぎ込んだイベントで、この人数でしかない。色々含めてMEGA PEACEの最中に出会った1000人くらいの人とは別々の道を歩んでいくだろう。

 でも、僕にとってその1000人の1人1人は、たとえ会わなくてもかけがえのない存在だ。僕が「音楽を通じたイベントをやる」という声をあげたことで、僕のまったく知らないところから人々が集まってきた。自分から一歩踏み出すと、たくさんの人が存在するということを感じることができた。

 今後僕がどのようなコミュニティに属したとしても、恐れることはないだろう。風穴をあけるまでもなく、一歩踏み出せば理解しあうことができると僕は知ったからだ。

 とはいえ、日々の争いの中でそういう感覚は薄れていく。他者を信頼する気持ちは渇いていく。実際問題、隣部屋の奴への想像力を持つのは難しい。相変わらず「うるせーな」なんて腹を立てるかもしれない。だからこそ、その乾きを癒して、再び他者を信じられるようになる場所が、MEGA PEACEであればいいなと思っている。

 それが、僕が今年のMEGA PEACEに期待していることだ。


 【フォト】 家学オフィスは気遣う人が多いせいか、旅に行く人が多いせいか、平均すると3日に1回くらい「おみやげ」的なものがある。僕は「おみやげ」的なものを買うのが苦手なので、ちょっと心苦しさを感じつつ、ぱくぱく頂いている。