2009年1月22日

希望を見出してくれれば幸いだ。

 年が明けてからメンタルのアップダウンが激しかった。原因は、分かるような、分からないような・・・。珍しく他の人に相談してみたり、ちょっと頼ってみたりして、知らなかった自分の一側面に気づかされたり。いくつになっても人間ってのはこうやって変化していくのだろうなと思う。

 今から7年前の今日、僕は大学受験を決意したらしい。そのことは「2ちゃんねる」の奥深くに記録が残っている。そこにはまだ若くて、とんがってて、世の中のことを知らない自分がいる。当時書いていたものを読み返すと思わず苦笑いしてしまう。懐かしい文章をすこしだけ引用してみよう。

 何故今年大学受験しなかったかというと、実は今年は海外に行き、再来年受験するつもりだったんだ。それがちょっと色々あって、結局それは大学合格以降という事にした。決めたのは今から8日前の1月22日だ。ちなみにこれは決して外部要因によるものではなく、俺が考えた結果、こうなった。最善の選択だったと思っている。

 まぁそういう奴なんだ、俺は。そしてそんな俺が一年間でどこまで行けるかを、1に変わって示したいと思う。このスレの閉幕以降、俺と同じようにゼロから受験する者がもしいたならば、 俺という良き前例がいた事で自信を持ち、希望を見出してくれれば幸いだ。

 数日前、同室人のコテツ君がこんなことを言っていた。「俺は高校時代、着る服が一着しかなくて、かっこ悪くて、外を歩くのがイヤだったんすよ。だからすごい自信なくて」と、いつものように鏡に向かって自分の服装をチェックし終えた彼は、「でもね」と話を続けた。「あの頃の俺に言ってやりたいっすよ。お前はこんなにかっこよくなったぜ、って」。

 楽しそうに語る彼の話を聞きながら、僕もまだ何者でもなかった自分を思い出していた。とげとげしい言葉は、不安で押しつぶされそうな気持ちの裏返しだった。7年前の自分に向けて言ってやりたい。相変わらずしょっぱいところは多いけれど、それでもどうにかこうにか前に進んでるぜ。なんとかなるさ、お前もその調子で頑張れよ、って。

 昔の文章を読むと、攻撃的ではあるけれど、あぁ、今の自分の原型はもうこの頃にあったんだな、と思う。今も昔も変わらない「希望」を伝え続けられる存在でありたいという想い。そんな生き方を貫いていきたい。
 
Hope is a good thing, maybe the best of things, and no good thing ever dies.
映画『ショーシャンクの空に』より