2012年12月6日

「学欲」若者よ、野性を取り戻せ。

このブログは誕生日の報告用みたいに放置されているけれど、僕にとっては、とても大切な場所であることに変わりはない。本当は12月2日に書きたかったのだけれど、その日は我が家でパーティーをやっていて余裕がなく。その後も所用で実家に帰ったり、予定していた社員合宿があったりして、ドタバタしたまま今日に至ってしまった。

ということで、事後報告になってしまうけれど、ここでお知らせします。2012年12月2日、僕の29回目の誕生日に、人生で二冊目となる書籍を出版しました。ただし、今回は紙メディアではなく電子書籍として。

この書籍の出版までは、ほんとーーーーーーーーーに、いろんな紆余曲折があった。それについてはここでは書かないし、本書の中でも書いていない。知っている人は知っている通り。それを詳らかにできるのはだいぶ先になると思う。でも、とりあえず、これが、そういう紆余曲折を経た29歳の僕の到達点。それを、こうして公開することができて、本当にほっとしている。

うわっつらのハウツーを書くつもりはさらさらなかった。この本に書いたことは、僕の生きてきた重みをすべて乗せたつもり。「頭で読む本」ではなく「心で読む本」として。それで軽いとすれば、あるいは、弱いとすれば、僕の生きてきた日々はそれまでだということ。でも、まぁ、それならそれで諦めもつく。そう思って、全力で書いてみました。

ちなみに、著者はアマゾンでの販売部数を追えるのだけれど、初日はわずか4部だった。前の本は1万部だったんだけれどね。4部って、もはや冗談みたいな数字じゃないですか。でも、たった4部でも、前に出した本に負けないくらい嬉しい。なにより、気持ちいい。前の本は、半分はハウツー本だと割りきって書いた部分も多かったけれど、今回は、僕が本当に書きたかったことを、好きなように書けた。その結果として、大手の出版社から紙メディアで出す話はお流れになってしまったけれど、でも、それはそれでいい。

本当に届くべき人に、一人でも多く届いてほしい。ただそれだけを願ってます。強がりじゃなく、今はそう言える。あとは、会社が潰れずに回っていきさえすれば、なにひとつ問題はない。でも、それも、会社自体がだいぶ小さくなったし、どんなことが起ころうとも、たいした問題はないでしょう。これだけ小さければ、どうにでもなる。だからこそ、僕はこれからも信じたことを、ただひたすらに追い続けていく。これまでもそうやってきた通り、これからもそうやっていきたい。

いやー、そのせいで、しんどいことや泣きたいことはたくさん起こるだろうし、事実起こってきたけれど、それもひっくるめて、人生楽しいし、これからも楽しみだと心から思います。そういう29度目の誕生日を祝ってくれた人たち、そういう29年間を送らせてくれた出会ったすべての人たちに、感謝。

書きたいことは、ほとんど本書の中に詰め込んだ。だから、ここでは詳しくは語らない。ぜひとも、読んでください。僕は頭を下げての頼み事をしないつもりで生きているのだだけれど、今日だけはします。ぜひとも、この本を読んでください。いいなと思ってもらえて、読ませたい人が思いついたなら、勧めてあげてください。どうか、よろしくお願いしますm(_ _)mペコリ

Amazon Kindleのほか、iPad、iPhone、Android端末等でも読めます(要Kindleアプリ)。100円なので、アマゾンで購入して読んでもらえると嬉しい。買えない人は、ウェブでフリーで公開していて、印刷もできるのでそちらでどうぞ。ある塾生は「正月のお賽銭みたいなものですね」と言って、スカイプの向こう側のiPhoneで買ってくれた。泣けるぜ。ちなみに、現在、アマゾンKindleの「教育・学参・受験」や「教育学」コーナーでそれぞれ3位につけてますが、1日5部くらいでこの順位なので、10部くらい売れたら1位になるかもしれません。笑 というわけで、どうぞよろしく。

最後に。

申し訳ないのだけれど、本書は誤植がたくさんあります。Kindleで出版すると決めてから、初稿からの推敲期間が10日しかなかったので、最後の詰めが甘くなってしまいました。それは今月中にすべて修正するので、その点だけ、目をつむってもらえるとありがたいです。スピード重視で、こういう風に動けるのも、電子メディアならでは。そういう方が僕らしいかなと思って、今年は機動力重視でガンガン攻めるつもりです。

振り返れば、この1年間は、これから5年10年と攻め続けるための準備期間でした。僕にとっても、僕ら道伴舎全体にとっても。でも、おかげでもう準備体操はばっちりで、体もだいぶあったまってきて、やや物足りないくらいなので、そろそろギアを入れ替えていきます。トップスピードで全力疾走するのも、そう遠くなさそうだ。そういうことは、20代前半によく言ってた気がするけれど、30歳も目前のこの歳になって、そんなことまだ言ってるなんて、さすがに当時の僕も想像できなかったよ。

でも、そんな人生も、悪くはない。

というわけで、29歳の僕とも、よろしくお願いします。今年も、たくさん旨い酒を飲みましょう!

2012年12月30日 追記
誤植を修正し、完成版をアップロードしました。