2008年7月5日

スタイル化の技術


 この数ヶ月間ものすごく意識してきたのが、自分をどのようなスタイルにするかということ。野球で言えばバッティングフォーム。自分がどのバットを握り、どのような姿勢で、どれくらいのスタンスで、どのような意識を持ってボールを打つのか。つまり自分がどのようなスタイルでバッターボックスに立つのか。

 選び取ったスタイル次第で、未来の結果は自ずと決まる。

 なぜなら確固たるスタイルを保てば、あとの物事は確率の問題だからだ。人事を尽くして天命を待つ。十数年前に祖父に言われて以来、ずっと僕のどこかで生き続けている思想だけれど、尽くせる人事の方向性を決めるのがスタイル化ということだと思ってる。

 もちろんスタイルの変更をすることはある。でも基本的には一度それと決めたら行けるところまでとことん突っ走る。それがスタイル化のルールだ。プロ野球の選手だって、シーズン中に何度もバッティングフォームを変えたりはしない。よほどひどい時を除けば。

 このスタイル化について口やかましく繰り返していうのが、僕がよく引き合いに出す梅田望夫。数日前にすばらしい講演録がアップされたから、興味があれば目を通すといいと思う。彼自身がどのように自分のスタイルを形作ってきたかについては著書『ウェブ時代をゆく』を参照。

 彼は「個の固有性に意識的に生きる」と語る。今日の小飼弾も、そのことを別の角度から書評として述べていた。

 「自分を知り、自分自身であることは、口で言うほど簡単なことではない。もし簡単なら、これほど多くの人がが借り物のポーズで歩きまわり、どこかで聞いてきたような考え方をまくしたて、集団からはみだすことを恐れて、必死に社会に適合しようとしているはずがない。」 (「リーダーになる P101」)

 スタイル化とは、世界にただ一人しかいない自分自身にぴったりのフォームを探り続ける、ということだ。梅田望夫には梅田望夫の、小飼弾にはDan Kogaiの、そして僕には僕のスタイルがある。人は変わり続けるから、スタイルも変わり続ける。でも僕がスタイル化し続けることだけは変わらないだろう。

 スタイル化の基本要素を大きく分けると、1,中長期的に何を自分のスタイルとして選び取るのか、 2,選び取ったスタイルを徹底するために、どのように24時間を生きるのか、という2点に集約されると思ってる。詳しいことはこれから少しずつ書いていこう。


【フォト】 同室人のコテツ君。水泳の授業前。彼のスタイルは、野獣。「ばばちゃんより本を読んだら俺無敵じゃん」というので、「コテツ君より筋肉ついたら俺無敵じゃん」と言い返す。現在、平山ビルでは体脂肪率レースが開催中。