2009年2月10日

合コン


 銀座松屋ではたらく某フランス系化粧品店のマネジャーさんたちと、僕曰く「合コン」、(主宰者の)母曰く「合コンじゃない」、夜の会。名称はともかく、とにかく楽しい夜だった。ふだんはあまり早稲田周辺から出ない上に、仕事柄年上の女性と出会うことも少ないから、いい機会だと思っていろいろ勉強させてもらった。

 毎日睡眠3時間で松屋1Fを守り続ける「松屋のナポレオン」。そのナポレオンについていった元宝塚志望の役者さん。お二方から僕の知らない世界の話を聞かせてもらう。彼女らの積み重ねてきた日々は、表舞台の華やかさからは想像できない。フロアでふりまく笑顔の裏には、いろんな困難があるのだな、とはじめて知った。

 ほかにも、百貨店から見える現在の経済情勢にはじまり、お客さんの心境の変化、果ては年上の女性の口説き方まで、話は尽きない。その中で言われて印象深かったこと。僕は、あまり年上の女性は向いてないそう(対して、一緒に行ったシオバラ正ちゃんは向いているそう。ずるい)。



 だいぶ盛り上がって、結局ほぼ最後の客として店を出る。終電ギリギリの山手線に乗って、高田馬場から歩いて家に向かう途中、電気のついた事務所に立ち寄るとパソコンに向かう揚げ男がいた。それを見ながらいつの間にかソファーで眠ってしまったが、目を覚ますと揚げ男は6時間前と同じ姿勢で黙々とhtmlとcssを学んでいた。

 酒を飲む間も、眠る間も、道塾は回り続ける。ひとりひとりが速くなり、全体のスピードは加速度的に上がっていく。二人の素敵な女性の働きぶりも凄まじかったが、僕らもそこまで負けていないと思う。いいチームになってきた。