2009年1月30日

1月30日、1周年

 今日、いつものそば屋で道塾スタッフのみっちゃんと二人で食べている時に、さりげなく彼が言った一言。「そういえば、俺たちがはじめて飲んで今日でちょうど一年なんだよね」。

 大学の正門を出て、早大通りを飯田橋方面に数百メートル。左に折れてすぐ右手の地下にある「銀ヘル」で300円のビールや焼酎を飲みつつ、村上龍の「危機感」を引き合いにだして、日本の未来を憂いたのがもう1年も前。最近メガピvol.1について語る時は「一昨年は」という前置きをつけている。あれからそんなに経ったのかと思うと時の速さに呆然とする。

 あの頃はまだメガピースを通じて知り合った気の合う友人の一人に過ぎなかった彼が、今や共に働く戦友として、そしてもはや欠かせない仲間であることが驚きだ。振り返ってみると、本当に色々なことがあった。互いに別の方面ですべきことが山のようにあって、ゆっくり話す機会は決して多くなかったが、それでも道塾で隣に座ってる彼とは今年一年で誰より長く共に時を過ごしたのかもしれない。

 そうした「仲間」と共にやっていけることが、僕が仕事をしていく上での最大の楽しみなのだとあらためて思う。今日は「宛名書き祭り」で、揚げ男と二人で話しながらひたすら宛名を書いていた。彼は「こういうの、わくわくしますね」と言いながら、目の前に積まれた山を楽しそうにさくさくと片付けていった。

 そう、僕もわくわくするよ。未来を切り拓いている実感ほど生きている手応えを感じさせてくれるものはない。この一歩が確実に地面を踏みしめていることを味わえる。そんなことは形のない夢だけを追っていた頃には決してなかった。

 もうしばらく、おそらく数年の間は、僕は形ある夢を素晴らしい仲間と共に追い続けられるだろう。それは楽しみではあるが、正直なところ、そのイメージはかなり出来上がっている。僕にとっては(たくさんの困難はあるものの)十分に乗り越えられるステージで、その後のことを考えてしまう自分を押さえつけるのに苦労する。

 だが、とりあえずは目の前のことに集中したい。特に、ここ一年。どんな夢を描いても、進んでいけるのは一歩ずつ。確実に、踏み外さないように、できる限りのスピードで走っていきたいと思う。まぁでも。そんな僕の愚痴やら夢やらに、ちゃんと付き合って聞いてくれる人がいることに、驚くと共に深く感謝をしたい。共に働く仲間がその筆頭ではあるが、まさか昨日のブログにこれだけ反応してもらえるとは思わなかったから…。笑